2008年04月01日

上映出来ない映画がある

靖国 YASUKUNI」というドキュメンタリー映画が
上映中止の憂き目にあっているそうだ。

映画の感想サイトの端くれとして一言だけ言いたい。
劇場が政治的な理由に屈して映画を上映しない。

本当にそれでいいのか?

もしそれが例え日本人に取って屈辱的な、唾棄すべき映画だったとしても。
観るか観ないかを決めるのは我々ではないのか?
観てから内容を批判する事だって可能なはずだ。
だが、我々にはその自由すら与えられない。
もちろん、様々な理由で日本で上映されない映画は数多くある。
資本主義社会なのだから、つまらない映画が上映されない事だって多々あるだろう。
しかしその映画を観るかどうかを決める自由は、劇場にかからない限り我々には無いのである。

この話を聞いてある皮肉さを感じた。
しばらく前から映画を観る前に、「映画を盗まないで!」というCMがどこの劇場でも必ずかかっている。映画を観る人間が必ず見せられるという事は、お前達がこれを見る必要がある、と思われているという事だ。
もっとも効果的な対応は何か。
それは、劇場で映画をかけない事だ。

すばらしいではないか。

この映画は決して盗まれる事が無い『完全な防犯対策が施された映画』でもあるのだ。

政治的問題にも配慮し、映画が盗まれる事も無い『完全なる劇場』がこの先どのくらい増えるのだろうか?
私は、そんな所に行ってまで映画を観たいとは思わないのです。
我々から映画を観る自由を奪わないで欲しい。
もうこの流れは止まらないのかもしれないけれど。

この映画を上映しない事を決めた劇場。
そして事前に試写会を上映する事を求めた議員の名を、我々は記憶しておくべきだと思う。

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2008年03月30日

池袋でライブを見たよ

もそろそろ満開を迎えて、世間はお花見シーズン真っ盛りなわけですが。

今日は、池袋で行われたAKIBA系アイドルユニット『レンにゅうミルク』のライブを見に行ってきました。
メンバーは『レン』『みるく』の美少女ユニット二人組。
急遽ライブのために結成されたユニットらしいのですが、歌はかなりの実力派でした!

ゴスロリの衣装がよく似合うレンちゃんは、バンド経験アリという話でググっても全然名前が出てこない謎のボーカリスト。ちょっとお茶目な言動でキュートな<天然っぽさ>が魅力でしょうか?(笑)ライブは久しぶりと言っていたので、最初ちょっと声が出てなかったり、ステージアクトにぎこちなさも感じましたが、声の透明感は抜群だったように思います。

かたやみるくちゃんは某Blogで『はいてない』(何が?)のが有名になったコスプレもされている歌い手さん。かなりステージ慣れしているようで、トークも堂に入った感じで面白さ抜群でした。もちろん歌も相当上手かったし、さらに彼女は御自分で作詞もされるそうで、デュエットの他に自分オリジナルの持ち歌を何曲か披露されていましたが、とても印象的でいい歌だったように思いました。

ステージの内容はというと。
二人のデュエットからスタートしてオリジナルソングから童謡まで幅広いレパートリーで聴かせて、そして二人それぞれのソロでJ-Popやオリジナルの持ち歌数曲ずつを歌い、最後は某ドリルアニメ替え歌の『レンにゅうミルク』テーマソングや、ミルクちゃんが盛り上がりを考えて決めたという、Winkやシャネルズなど昭和全開(笑)の歌謡曲デュエットで締めという流れでした。
あっという間の120分間、観客も最後は相当盛り上がっていました。
そしてライブ終了後は生写真プレゼントのジャンケン大会で、またひと盛り上がりサービス満点って感じでとても楽しめました。

ハコが多少狭めの、コスプレ店員さんがいるBarという面白い場所だったんですが、最後はもう人が入りきらないくらいだったので、かなり注目度も高い二人はこれからが楽しみだと思ったら、今後のユニットの活動があるかは今の所未定との事で…。『これで最後かも』なんて言わずに『レンにゅうミルク』、是非これからも頑張っていただきたい所です!

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2008年03月19日

結局見てしまったデビルマン

酷かった…いや、酷かったには違いないんですが。
前知識で仕入れて期待していたダメなシーンがいい感じにカットされて見やすくなってて
『マシに見える部分もあるが、結局全然シーンが繋がらない理解不能な映画』
に成り下がっていたので、アゴが外れるくらいのダメさ加減は味わえなかったような気がしました。小林幸子も消えてたし、シレーヌとの戦いの決着も分からず、なんかもうあれこれカットされてたようで、無料で見られたのに大損したような…。あ、そうそう、教会の虐殺シーンでGUN=KATAのダサイ真似事をさせた奴、お前は万死に値するとリベリオン好きの一人としてここは釘を刺しておきたい(笑)
それにしても美樹ちゃんの生首シーンまでカットするなんて、ここにハサミを入れた奴!お前は万死に値する(しつこいですか?)…と言うか
そこ切ったら美樹ちゃんが死んだかどうだかもよくわからないやんけ!
これじゃ何のために深夜に放送したんだかちっとも分かりません。
やっぱりヒドい、ヒドすぎる…。

この映画、上でも言いましたが結局話のスケールが小さいんですよね。
原作ではサタン(=デーモン)とデビルマン(=人間)の互いを賭けた壮大な戦いになるものを、結局ご近所でロケした程度の世界観で、やってる事はいじめ問題かアカ狩りの真似事みたいな感じだし。また、日本のデーモン狩りの間、世界ではいったい何が起こっているかの背景説明が、カットのせいなのか何なのか全然分からないんですよね。だからいきなりご近所が廃墟だらけ死体だらけになったと思いきや、突然世界が核?で崩壊(だかよく分かりませんが)するという唐突さに見てて唖然とするわけです。
その手前で起こっている事といえば、ちっとも能動的に動かない、何を考えてるのかすら不明な双子の大根役者(お話内でも双子なのかと思ったらただ似ているだけだという無意味さ)がああだこうだウジウジしてる間にみんな死んじまって、小さな幸せのために神と悪魔が戦って共倒れ。デーモン娘と子供がどうやってかよく分からないながらも生き延びて、ラストおいしいとこさらってジ・エンドって、何ですかそれ!『デーモンと人間の融和』とかそんなこと言いたげですが、こいつらたまたま今生きてるだけで別にデーモン問題も世界の崩壊も何一つ解決してねえじゃんか!と泣けてくる話の小ささです。だって、少しだけ生き延びた飛鳥了にこの後人類皆殺しにされちゃうんじゃないの?という疑問にすらこの映画は答えてくれません。ああヒドい(追記:なんとラストシーンが途中でカットされてたらしく、あのまま二人のロングショットになるとまだ周りには人間竜巻がいくつも巻いてるショットになるそうで…おい!それじゃエンディングの意味が変わってくるじゃないの!シドイ)。

恐らく那須監督はアクションといえばビーバップハイスクールとかの『ヤンキーの殴り合い』か『チンピラの切ったはった』的なスケールでしか演出出来ないんでしょうね。
デーモンなりかけ娘が完全に目覚めて特別な力を使うと思いきや、何故か唐突に日本刀アクションを見せる辺りで完全に得心しました。
まぁそれはそれでいいんだけど、そういう人に原作の『世界の破壊と再生』という壮大さが描けるのかどうか。またそういう人に監督を任せた映画業界のシステム的不毛さみたいな…なんでそんな事観客が考えなけりゃならんのか!
映画なんて見なくても死にゃしないのに、だからこそしがらみから自由な娯楽であるべきなのに、金かけてつまらないモノ作っちまうそのダメさ加減に全く腹が立ちます。
愛すべきダメ映画ならばまだ笑って許せるのにねぇ…。

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映画『デビルマン』…を見ている途中

相当酷い出来だという話を聞いていたのである程度覚悟していましたが、まぁとりあえず録画しておいたので鑑賞。
しかし、やはり途中で辛くなってきて一時停止してコレを書いています。
どうしようかなぁ、消そうかなぁ。

とりあえず、作品の根幹に関わる

『地球を支配しようと復活した悪魔を倒すために、人間の心を持ったまま悪魔の力を手に入れて人間のために戦う』

という設定を

『人間のエゴが悪魔を復活させ、そのためにデビルマン同士が仲間割れ』

という小さい話に改変した責任者出てこい!

そういう『人間が全て悪いんですごめんなさい』話にしたがる気持ちも分からんではないけどね…。
まぁ役者があまりにも酷いとか、明らかに絵が繋がってないとか
そういう細かいツッコミは他のサイトがいくらでもやっているでしょうから、そちらを見ていただくという事で。
って、レビューまで投げやりだなオイ。

さて、酒でも飲んで続きを見るかな…ってまだ見るつもりなのかオレ。

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2008年03月18日

映画『バンテージ・ポイント』

用事があって新宿に出たのですが、予定が変更になったので、新宿ミラノでやっていたこの映画を急遽鑑賞。
ライラはラララライだったので、私の大好きな洋ドラ『LOST』のジャックことマシュー・フォックスが出演しているこちらを見ようかなと。
新宿大ガードそばのロータリーギフトさんいつもお世話になってます。

同じシーンを何度も繰り返して描写の切り口を変える事で、隠された真実を浮かび上がらせるという作りの映画はいくつかあります。例によって同じシーンをあまり何度も繰り返されると『またか』と脳みそが退屈し始めるので間を持たせるのが難しいのですが、わたくし某押井監督の実写作品でそういうのには慣れっこになっておりますので、全く問題なく鑑賞できました(笑)

この映画も、大統領暗殺という大事件をその起こった数十分を繰り返す事により『あの行動の意味は実は…』とか、意外な犯人を浮かび上がらせるというような意図の表現ではありますけど、『えー!この出来事の意味は実はこうだったんだビックリ!』というほどの逆転は無かったのかなと。それに値するようなキャラクターは女テロリストくらいで、実際の所それほどネタのじらし方は上手くなかった気がしました。まぁとりあえず怪しげなキャラクターはたくさん出てきますし、『事件の真犯人は誰か』というのが大体読めるようになった辺りで『犯人の本当の意図は何か』というポイントで目先を変えて飽きさせずに話を引っ張って行くのはなかなか面白かったのではないかと思いましたね。

でもこの映画で一番怪しかったのは、どう考えてもフォレスト・ウィテカー演じるアメリカ人ツーリストではないでしょうか。彼はたまたま事件に巻き込まれただけのごく普通のビデオ撮影好きの一般人のはずなのに、何故か異常ともいえる義務感で、必死で逃亡する正体不明の警官を走って追いかけ、訓練で鍛え上げられた大統領警護官(いわゆるSPですね)に、脚力で一歩も引けを取る事無く(笑)彼らをビデオでバッチリ録画しつつ(笑)あまつさえ、迷子の女の子アナちゃんを間一髪で助け、結果的にテロリストの野望をあと一歩の所で粉砕する(笑)わけですよ。正義感にしてはいささか度が過ぎてるし、しかもツーリストが偶然撮った絵がストーリーのポイントになる、つまり彼の役どころの部分はそのチェイスではもう通り過ぎてるわけですよ。しかもチェイスの最中に撮った絵はストーリーに何も寄与しないんですよね。それなのに彼はヘロヘロになりながらスペイン市街を激走するわけです。

あんたいったいナニモンなんだと。
ただのフォレスト・ウィテカーなのにそんなに頑張っちゃう理由が分からん。

どう考えても強引な脚本で死ぬほどスペイン市街を走り回らされただけとしか思えないのです。もしくは美少女アナちゃんが好きで好きでたまらなかったという、単なる子供好きなら問題無いが、それ以上だと問題あるいささか不穏当な人間性(まわりくどいですか?(笑))を彼が秘めていたのか?彼の超人性を前にしては、主人公のエンジンのかかりが遅いポンコツSPも、結局アレだったジャックも、後に出てくるなんだか強すぎるワンマンアーミーな大統領襲撃犯も、キャラが全くかすんでしまうのです…。

…というように、基本的な部分はそれなりだけど、かなりアレな部分も散見される映画だったのかなという感想でした。ま、90分という短めの上映時間でスパッと終わるので、待ち合わせで空いた時間潰しには良いかもしれません。

posted by Bomber at 06:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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