2006年05月22日

映画『立喰師列伝』

「立喰師列伝-たちぐいし れつでん-」オリジナル・サウンドトラック 押井の実写に面白い物無しと経験から分かっているのに、それでも観に行ってしまう自分がコワイ。
それってオシイ信者だからだろ?と言われて「あーそーかー」などと思ってしまう自分がイヤ(笑)。
だけど、信者にも1800円払った分の自由はあるはずだ!と思ってやはり観に行ってしまうのです。

・あらすじ
日本の戦後経済の混乱期、場末の立食い屋に出没しては飯を食い金を払わず去って行く、一連の食い逃げ犯が現れた。それが『立喰師』である。この映画は、戦後史の影に暗躍する彼らの系譜を、数少ない文献と証言から紐解いて明らかにしていく…。

・感想(微妙にネタバレってるかもしれません)
えー、すいません。もっと体調を整えてから行くべきでした(笑)。
若干睡眠不足気味だったので、危ないな…とは思ってたんですが、ちょこっと意識を失った瞬間が…。
ですからはっきりと評価する事は避けたいのですが、イノセンスで押井を知った普通の人にはちとツライ映画かも。中身はといえば、押井守作品の象徴でもある『米軍』『説教』『犬』が全部入った、間違いなく押井印の実写映画でした。

まず、冒頭から月見の銀次のくだりはかなりキツかったです。
こりゃ最後までこんな調子なら…と思わず腰を浮かしかけたぐらいです。
多分言ってるセリフの8割は頭に入ってないと思います(笑)。
またナレーションのやまちゃん(山寺宏一)が、難しい用語やら思想やらを立て板に水でスラスラと、これでもかというくらいまくしたててくれるので、まるで催眠音波に包まれているかのように…(笑)。やまちゃんが悪いわけじゃないんですが、隣のオジさんは電光石火で船をお漕ぎになられてました。
その内容が全く頭に入らない説教を聞きながら、たぶんこれが劇中で立喰師の説教を聞いている蕎麦屋の主人の心境なんだろう、ということにはたと気付きました。
そうだ!これはバーチャル説教映画なんだ!と納得がいきましたよ(笑)。

娯楽作品として評価するなら、面白くなりそうなのは店主と立喰師の丁々発止の死闘をいかに描くかって所だろうし、その辺があったファーストフード店のくだりは確かに結構笑えました。
しかし、そこは軽くスルーしてしまうのが押井守の実写映画なので…。
一概につまんないとも言えない、評価に困る映画なんですよねぇ(笑)。

出演者はほとんど押井監督の関係者で固められ、知る人ぞ知る業界人が多数名前を連ねています。なかでもイラストレーターの寺田克也氏や、作曲家の川井憲次氏など特徴のある顔は味があってなかなか良かったですね。
そう…例えるなら悪役商会に入れそうな感じ?(笑)
演技自体は、監督によってコントロールされた『割り箸人形CG』(スーパーライブメーションというらしい)なので、本人の演技力がどうなのかは評価出来ませんよね。でもこのやり方なら、どんな人でも映画の主役が出来るような気もしないでも…(笑)

あーだこーだ言いましたが、もちろん楽しめる所もありました。
これって、押井監督以外には作り得ない映画である事は間違いないでしょうし。
観に行かれる方はよく睡眠をとって、体調を整えてから出陣されることをお勧めします。

タグ:押井守 邦画
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2006年05月19日

TV『ザ・グリード』

日テレちゃんで映画『ザ・グリード』を見ていたんですが。
ラストで生き残った3人がたどり着くあの島。

LOST』のあの島だ!

絶対間違いないよ!
怪しい巨大生物もいるみたいだし!!(笑)

きっとあの三人がアザーズになるに違いないと思うんですが。
どうでしょうか(そんなこといわれても)(笑)

ちなみに映画は結構面白いです。
ファムケ・ヤンセンの乳首がポチっとしていたら90点あげても
良かった(笑)。

LOST シーズン1 DVD Complete Box ザ・グリード

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2006年05月03日

映画『Vフォー・ヴェンデッタ』

Vフォー・ヴェンデッタ いつもどおり大泉T・ジョイで見てまいりました。
GW中とはいえ過激なテーマの映画だからか、劇場は4分の入りといったところでした。

・あらすじ
独裁者が支配する未来のイギリス。イヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁止令を笠に着た自警団に乱暴されそうになる。それを救ったのが”V”と名乗る仮面の男(ヒューゴー・ウィービング)だった。彼は華麗なナイフさばきであっという間に自警団員を倒してしまう。それがきっかけで”V”とイヴィーは行動を共にする事になった。それがイギリスに混乱と破壊をもたらす壮絶な出来事の前触れだった…。

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい

公開から多少時間が空いたので、ネットの前評判を入れつつ用心して見に行ったんですが、思ったよりは…面白かったですかねぇ。
映画が下敷きにしているイギリスの火薬陰謀事件のガイ・フォークスに関しては、鑑賞前に多少知識を入れておいた方がいいかもしれません。こちとらイギリス人じゃないんで、それを一般常識として求められてもちと辛いですし(笑)。

撮影一発勝負の丸坊主に挑戦したナタリー・ポートマンの、体当たりの演技は確かにすごいと思いました。ですが、彼女のストーリー中の存在意義がいまいち弱かったかも。革命を受け継いだ[イヴィーが仮面を被るカット]があるのかと思ったんですけどねぇ。
Vは革命を欲していたが、本心で望んでいたのは[個人的復讐]であり、それは肉体の無い革命の理念(=仮面)とは相容れない矛盾したものなのかもしれないな、と思いました。それは地下鉄でのイヴィーとのやり取りにも表れている気がします。その辺、Vという最後まで仮面を脱がないキャラクターを考えると彼らしくないのかな?と感じてしまいました。

Vとイヴィーが[親子]だと書いてある記事をいくつか見かけましたが、話が繋がらないしラストのセリフからも私はそうは取れませんでした(間違ってたらすいません)。繋がってないと言えば、Vの放送局占拠シーンで、イヴィーが当局に拘束されたような字幕になってましたが、その後のシーンと明らかに繋がってなかったような…? ドンデン返しの[イヴィーの監禁シーン]と関わってくるような気がしたので、そのへんは演出のトリックなのかもしれませんが、見てて良くわからなかった所です。本来あったシーンがカットされた可能性もありますが…。

アクションは全体的に少なめではありましたが、終盤での警官隊相手に見せた、Vの命を削るようなナイフ格闘シーンは正直シビレました。そしてラストの大爆破シーンは圧巻です。テロがらみで公開が延期されたというのも良くわかります(笑)。
V役のヒューゴー・ウィービングは一切表情を見せない難しい役を上手く演じていたと思います。仮面についてはあれこれ言われてますが、私は見慣れて来るとあれはあれで、結構かっこいいかもと思えてきました(笑)

えーと、何も考えず楽しめるような娯楽作品とは違うと思いますので、政治的な話題が好きな方、映画慣れした方にお勧めかも。

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DVD『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

DVDにて鑑賞。
前作『アズカバンの囚人』は面白かったと思ったのに、今作はどうもイマイチ映画にのれなかったです。

・人名、固有名詞が覚えられない(私の記憶力不足もありますが…)。
・クイディッチの名プレーヤーが魔法選手権のライバルだったりするのに、そういう燃える設定を生かしきれてないかも。
・そもそも三大魔法学校選手権?が何をする物なのかなかなか明かしてくれないので、試合への興味を繋ぐのが辛かったです。
・映画公開時は相当話題作りしていたのでハリーの恋愛話が多めに入ってるのかと思ったら、ちょっと肩すかし気味でがっかりしました。
 (まぁハリーを含めみんな多少は成長してるみたいではありますが)
・かなり疑問だったのは、ヴォルデモートが復活するにはどうしても[ハリーの血]が必要だったみたいだけど、だったらそれだけを奪って持っていけば済む話じゃないでしょうか? しかもハリーが魔法選手権で優勝しないと、それが手に入らないなんて回りくどくない?

とまぁちょっと不満気味な出来に感じましたが、CGドラゴンなどのクリーチャー描写は相変わらずスゴかったですね。あと、お姉様軍団の登場シーンは個人的にナイスでした(笑)

次回作はどんな展開なのかわかりませんが、ハリーの血統の秘密が明かされていくんでしょうか。あとハーマイオニーは今回もちっとも役に立ってないロンとくっつくのでしょうか?
気にしつつ待ちたいと思います〜。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

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2006年04月25日

映画ニュースっぽいつぶやき

以前から気になっていた日本のゲーム原作の映画『サイレントヒル』が、アメリカで4/23から公開されたようです。

気になる成績の方は、Opening Weekend(公開日から週末までの興行収入)$20,152,598-(2,926 theaters)で、公開週末の全米ランキングでは1位を獲得したみたいです。

日本のゲームが原作でホラーというと『バイオハザード(Resident Evil)』あたりが同クラスの映画だと思われますが、こちらはOpening Weekendで$17,707,106-(2,528 theaters)という成績なので、かたや主演がミラ・ジョヴォビッチという事を考えればいいセン行ってるんではないかと。これで日本の公開時に「全米ランキング一位獲得!」「全米が泣いた!(ぉ」と広告打っても全く問題ないですしね!(笑)
まぁ、その週の対抗馬はホラーパロディの絶叫計画シリーズ最新作「Scary Movie 4」(呪怨のトシオ君も出演)だったんで、勝って当たり前というかそりゃ負けてられないでしょうねぇ(いや、絶叫計画も微妙に好きなんですけどね。次はどんなタイトルなんでしょうか。最悪絶叫計画とか?(笑))

監督は『ジェヴォーダンの獣』のクリストフ・ガンズ。出演は『ピッチブラック』のラダ・ミッチェル、『指輪物語』等で有名なショーン・ビーンです。ショーン・ビーンは有名俳優なのに結構こういうホラーなんかにも出演してくれるのですが、心に燃えるB級魂があったりするんでしょうか?(笑)

日本での公開は7/8かららしいので、今から楽しみです。

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2006年04月13日

見たい映画メモ

まだヒストリー・オブ・バイオレンスも見てないんですが、もう終わっちゃっただろうか…。

変態村はなんか評価が微妙なのを見て、レンタルDVD回しに決定しました。今月来月あたりではどうしても見たいのが、『立喰師列伝』、『Vフォー・ヴェンデッタ』ぐらいですかねぇ。立喰師列伝はホントに面白いの?と疑い気味なんですが(すいません)、まぁオシイ信者なんで気が付いたら見に行っているかも(笑あとはお財布が許せば、『ナイト・ウォッチ』『リバティーン』あたりを見たいです。

一応映画の感想なんか書いているんだし、他人が見ない映画も見に行きたいんですが…。例えば『トカゲ女』とか(笑

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2006年04月08日

映画『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』

The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe今回は鑑賞からちょっと間が空いてしまいましたが、ディズニー製作のファンタジー大作『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』です。低年齢層を対象としたと思われる作りの映画ではありましたが、私はかなり楽しめました。子供の頃「ライオンと魔女」を読んだだけなのですが、楽しかった思い出のある原作を一定の水準で描けていた佳作じゃないかなと思います。

まず良かった所ですが、とにかく冬の魔女役のティルダ・スウィントンの中性的な魅力たっぷりの名演技でしょう。ほんとこの人こういう役にはぴったりな人材だと思います。『コンスタンティン』でもキアヌ・リーブスを惑わす大天使役が光ってました。決戦シーンでも雑魚をビシバシ石像に変えまくっていて、あんた一人で充分イケるのではというくらい強くて凛々しかったです。そういえば、ストーリーが進むに従って魔女の力がだんだん弱まっていくんですが、あんなに立派だったティルダ魔女の被るつららの冠がどんどん短くなっていくのが情けなくてなんか可笑しかったです。

それと、劇中出て来るセントール(=ケンタウロス 半人半馬の生き物)がとにかくカッコいい!特に決戦シーンでのアスランの片腕とおぼしき二刀流のセントールさん(名前分かりません)の獅子奮迅の活躍にはめっちゃシビレました。獅子奮迅といえばそう、ナルニアの中心であるライオンのアスランですね。CGとは思えない光り輝くような威厳がありました。声のリーアム・ニーソンも多少ソフトながらも知性を感じさせて合っていたんじゃないかな、と思います。

その反面、主役たる4人兄弟の演技はそれなりだったとは思うんですが、ティルダ・スウィントンの魔女やCG生物に負けてなかったのは、ルーシー役のジョージー・ヘンリーちゃんぐらいかなぁと。ストーリーのキーになるのは次男エドマンドの[兄弟への裏切りと葛藤]なんだと思うんですが、彼の演技でそれが表現しきれていたかどうかは微妙に感じられました。あ、アスランがラストの戴冠式で彼を「正義王」と呼ぶのはもちろん原作にそうあるからなんですが、それって[アスラン流の嫌味]じゃないの?と裏読みしてしまいました(笑 あと、ピーターはもうちょっとガタイがいいと鎧映えがしたかもと残念な気が。まぁでもそこは仕方ないですかねぇ。

劇中、冬の魔女の支配が弱まっていく証拠としてみなさんおなじみ[サンタクロース]が登場するのに私はかなり違和感を感じたのですが、そもそもナルニア国物語が聖書の寓意的な構造を持っているからなんですね。例えばアスランの[死と再生]は、そのままキリストの[架刑と復活]になぞらえる事ができるわけです。しかし私が子供の頃に読んであまり宗教っぽさを感じなかったのは、ナルニア国物語がただの寓話を超えた、普遍的なエンターテイメント性を持っていた物語だったからなんでしょうね。だからこそ21世紀になって映画化されるほどのファンがいるのもうなずける話です。ところで[サンタクロース]さん雪解けがやってきてかなり喜んでるように見えましたが、あなたは冬で雪がないと商売上がったりなんじゃないの?、などと思うんですが…(笑

あと、私はエドマンドが[兄弟を売って]まで食べたかったあのプリンがどう表現されてるのかとても気になってたんですが、あれって原作ではターキッシュ・デライトというトルコ原産のお菓子なんだそうで。あれー、ホントはプリンじゃなかったのか!と本当の事を知ってしまった自分はまた一つ大人の階段を登ってしまったような寂しさが…いや、もう充分戻れないくらい大人ですけどね(笑

あー、なんだかけなしてばっかりいるような気もしますが、見ている間は充分楽しかったんで勘弁して下さい(笑

あと、本編観賞後のスタッフロールがこれまた最近のCG映画の例に漏れずすごく長いのですが、途中におまけ映像があるのでなるべくなら途中で席を立たれない方がいいですよ。一番最後にしなかったのは、制作側もこのクソ長いスタッフロールの最後におまけを入れたんじゃ、ほとんど見てもらえないだろうと判断したからでしょうか(笑

ちなみに鑑賞時の劇場は満員でした。二作目が製作決定らしいので、次は期待していますよ〜。
ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

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映画『ファイヤーウォール』

ファイヤーウォール 特別版 久々に最近のハリソン・フォード出演作を見た気がします。
ハリウッド的殺人事件は見てないので、K-19以来だから4年ぶりですか。スクリーンで見るハリソン・フォードはなんだかずいぶん老けちゃったかなと感じましたが、それなのに結構飛んだりはねたり大活躍なんです。しかし飛び降りてよろけ、逃げようとしてひっくり返ったりと、やっぱり衰えは隠せないんですよね…。別の意味で大丈夫かなとハラハラしてしまいました。が、60歳を過ぎてもいまだに肉体派俳優であり続けるのも、それはそれでスゴいもんだなと思います。

ハッキングの手口は、見る前に想像したようなウィザードのようなハッカーが出てくるわけではなく、あやしいサイバー空間も出てきませんでした(笑 ファイアウォールと題しつつも完璧なファイアウォールが威力を発揮するような描写自体はなく、[ファイアウォールが破れないのでソーシャルハッキングして銀行内部の人間を脅迫する]という手口にリアリティはあると思いました。ハリソンが犯人グループに脅されて使うハッキングのデバイスにiPod(たぶんピンクのmini)が使われていて印象的でした。銀行内部はデルずくしで、デルのブレードサーバー群が拝めました。全面提供乙、と言った感じです(笑
家族を人質に取られ、絶体絶命のハリソン・フォードの協力者になるのが『24 Twenty-Four』に出演していたメアリー・リン・ライスカプ。ちょっと邪険にされ気味で、あまつさえ[犯行の巻き添えで銀行を解雇されてしまう]にもかかわらず、ハリソンに付き合って犯人逮捕に最後まで協力してくれるのがけなげでおいしい役だと思います。ブスなのに愛嬌はある?お顔であんまり恋愛対象にはならないかな…と思わせるのが役柄的に微妙ではありますが(メアリーさんゴメンなさい)、ストーリーに余計な要素をあたえずラストまで突っ走るのが潔いと思いました。
結局、映画の方はストーリー的にはそれほど引っかかる所も無く、見た後はあー良かったと忘れてしまえるタイプの映画ですので、スカッと楽しみたい方にはもってこいかもしれませんよ?

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2006年03月22日

映画『イーオン・フラックス』

イーオン・フラックス これって原作は90年代にMTVのリキッドTVという枠で放送されていたアニメなんですね。アニマトリックスも手がけたピーター・チョンの手による、アニメにしてはセクシーなキャラクター(あくまで外人基準な気がします)と、独特な世界観が評価されての映画化のようです。

完璧な管理社会をテーマとした映画は定番ジャンルとしてありますが、この映画に描かれた管理社会って結局何が問題だったのか。異常な状況を克服する手段としては、滅亡しないために[人間リソースをクローンで管理]するのは仕方なかったんだろうけど。でもイーオンの[昔の恋人]が社会のトップ、しかもとてもいい人なわけです。弟がアホだった事を除いては…。アニメの原作を映画化するために、ストーリーの都合上悪役が割り振られていたようにしか見えませんでした。それよりレジスタンス組織の実態が結局良くわからなかった事の方が気になったです。脳内会議で出てきたレジスタンストップの赤毛の女性の方が実は悪役、もしくは完璧な社会に揺らぎをもたらすために仕組まれた虚構の存在で、そんな人間は存在しないとか、そっちの方向に行くのかと思ってたら話は実にそのまんまな感じだったので、見ていて物足りなかったです。いっそのこと、ウイルスを駆逐する科学が開発されるまでに感染者を冷凍睡眠しているというのが真実で、映画は眠っているイーオンが見せられていた夢だった、てな話の方が良かったかもしれない。ま、それってマトリックス一作目の前半なんですが(汗 

結局、イーオンとトレバーの敵味方に別れた微妙な恋愛関係を描きたかった映画なのかなと思いました。その割には宣伝がまんまマトリックスだったんで、謎満載の深読み映画なのかと期待して見に行ったんでちょっと外したかなと。でもシャーリーズ・セロンは身体を張っててとっても良かったと思うので、彼女のセクシースタイルとアクションを見に行くためならいいんではないでしょーか。足が手の相棒ねーちゃんはうらやましいです。ゲームしながらインターネットも出来るし、漫画家ならペン入れしながらトーンも貼れるでしょう(笑

そういえば、その昔ペプシが製作したCMでイーオンフラックスを実写化したものがあったみたいで、イーオン役がシンディ・クロフォード、トレバー役がマルコム・マクダウェルだったんですが、写真を見ると二人とも非常にアニメのイメージに似ていてピッタリだったです。もっと早く映画化する事になっていたら、この二人が出演したイーオンフラックスもあり得たんでしょうかねぇ。

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2006年03月20日

ハリーポッターシリーズ

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人かなり遅れ気味に付いていってるハリーポッターシリーズなんですが、やっとアズカバンの囚人まで見る事が出来ました。最初は子供向けなんだろ?とか思って敬遠していたんですが、やはり見始めるとそれなりに面白かったんで。世間のブームには乗ってみるもんだなと改めて思いました。ハーマイオニー可愛いし。アズカバンではだいぶおっきくなっちゃったですけどね(笑 ロンは相変わらす役立たずでしたが、そんなダメ男にハーマイオニーは魅かれていくのかなぁ。この人は私がいなくちゃダメなんだわ!って母性本能くすぐられたりして。

シリウス・ブラックが[実はいい人]だったというのが意外でしたが、黒犬に変身していたというのが最初よくわからなくて混乱しちゃいました。あのへんの敵味方のキャラクターの逆転が初見ではちと分かりづらかったなぁ。全部借りて見てるんで、忘れてる伏線があるのかもしれないからまた改めて見直したくなりました。

劇中で印象的だった幻獣ヒッポグリフは、上半身がワシで下半身がライオンのキマイラ系の生き物グリフォンが、雌馬と交配して生まれた生き物らしいですが、神様の気まぐれで上半身が馬で下半身がライオンにならなくて良かったです。ウマライオンってなんじゃそりゃ。マーライオンは上半身がライオンで下半身が魚。もうなんだかわけが分かりません。

炎のゴブレットはDVDが4/21発売ということで、ちょっと楽しみになっています。

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映画『エミリー・ローズ』

エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション 僕は人に比べるとホラー映画好きな方だと思うんですが、基本的には恐がりで、こんな怖い映画見なきゃ良かったぜ!と思うくせに、つい次を見てしまうという、まぁいいお客さんなんでしょうねぇ(笑) で、今回の映画『エミリー・ローズ』ですが。エクソシズム(悪魔払い)を扱っていながら「この映画はホラーではない。実話です」が売りなんですが、いや、充分怖かったですよ…。

・あらすじ
希望に満ちた少女に突然降り掛かる災難、それは敬虔な神の信仰とはうらはらの、闇に棲む忌むべき者の存在の証明とも取れる出来事であった。
大学に進学したエミリーは、ある晩、焦げ臭い匂いを嗅いで目を覚ます。AM3:00。それが一連の出来事の発端であった。激しい幻覚と身体の痙攣、そして聞こえる不気味な囁き声…。病院に通うも科学的治療は効果を上げず、自宅療養せざるを得なくなったエミリー。彼女はこれが『悪魔憑き』現象であると確信し、ムーア神父に悪魔祓いを要請する。しかしそれが、のちに世間を騒がす裁判につながっていくのだった…。

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい

このジャンルの映画で誰もが知っている偉大な先達に、ウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973)があります。最近では『コンスタンティン 』(2005)も悪魔憑きを扱っていますね。そのまんまだとカブってしまうためか、『エミリー・ローズ』では裁判劇とミックスして展開させているのが目新しい所でしょう。そもそもこんな事は裁判にはなじまないだろうと、キリスト教徒ならぬ身の僕などは当然思うわけですが、この映画の下敷きになった出来事は実際にドイツで起こったそうで、Anneliese Michelという女性の悪魔憑き事件を下敷きにしてこの映画は作られているそうです(女性は1976年に死亡、両親と神父が裁判で有罪に)。

主演のジェニファー・カーペンターの演技は素晴らしく、彼女の熱演で映画の説得力が増しているのは間違いないでしょう。悪魔女優として色が付かなければいいがと、いらぬ心配さえしてしまうくらいです(笑)。あと、音響もなかなか凝っていて、心霊現象が起こるときに遠くから聞こえてくる意味不明な囁き声がもう怖くてビビリ入っちゃいますね。

この映画では、悪魔憑き現象の存在自体をうんぬんしたいわけではなく、実際すべての悪魔憑きに付随する現象は、すべて合理的な説明も付けられる形にしてあります。この手の映画で良くある[第三者の前での心霊現象、例えば『空中浮遊現象』などがいっさい出てこない]のが、それを示しているでしょう。そしてエミリーの悲劇と平行して描かれる裁判劇が弁護士役のローラ・リニーの熱演と相まって、映画にメリハリを与えると同時に、現代人にとっての宗教の立ち位置を考えさせてくれると思います。

日本人の僕が考えれば、いくら拒絶されたとしても[エミリーに医療行為を続けなかった]のは正直疑問なのですが、裁判は現在でもキリスト教が強固に根付いているアメリカならではの決着を迎えます。映画の中では奇麗におさまった、と思えるのですが、個人的にはどこか論理のすり替えがあるように感じられてなりませんでした。その違和感は異教徒たる日本人の狭い考え方なのかもしれませんが…。

全体的には良く出来ていてかなり楽しめました。やっぱり怖いのでホラー好きの方、ひねった裁判劇が見たい方におすすめかも。

あ、あとちょっと難しい言葉が出てきてたので。弁護士さんが自分は不可知論者だと言っていましたが、不可知論 agnosticism とは、神は存在するかもしれないが、たぶん被創造者に知ることはできないという思想。無神論(≒汎神論 一神教から見ると仏教やヒンズー教はこっちに含まれるらしい)とは違うようです。

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2006年03月17日

映画『機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-』

Love Letter  今回の映画は『星を継ぐ者』『恋人たち』と続いて、これにて三部作終了を迎えた劇場版Zガンダムです。オタの端くれとしてはいろいろ感慨深い物がありますね。といいつつ、Z自体にはそんなに詳しい訳でもないのです。いくつもの陣営が入り乱れて戦う、アニメとしては理解しにくかったストーリーと主人公の悲劇的な結末が、再びZを見る事にためらいを感じさせていたからかもしれません。しかし、漏れ聞く噂では映画のための新しい、明るい結末が用意されているとの話。それを確かめに劇場に行ってきました。

あらすじ…は複雑なので、公式サイトからの引用を。

宇宙世紀0087年、地球圏の戦乱は混迷を極めていた。連邦軍のエリート組織「ティターンズ」と反地球連邦組織「エゥーゴ」の内戦の最中、エゥーゴを指揮する立場となったクワトロ(シャア)、ティターンズを我が物にしようと目論む“木星帰りの男”シロッコ、そして「ザビ家」復興を掲げるジオン軍残党“アクシズ”の指導者ハマーン・カーン。三つの勢力の地球圏の覇権を賭けた、政略と軍略が絡み合い、戦局は、巨大レーザー砲へと改造されたスペースコロニー、グリプス2を巡る最終局面へと突き進んでいく。
  戦場では、人々の愛情と憎しみが交錯する。エゥーゴを離れ、ティターンズのシロッコの下へ身を寄せる女レコア。シロッコを慕いながらも、エゥーゴのカミーユたちに惹かれる少女サラ。そんな人々の想いを受け止め、Zガンダムは、混迷の戦場を飛ぶ。
  そして、ついにカミーユは知る。Zガンダムの持てる力で倒すべきは誰なのかを——。戦火の果てにカミーユを待ち受ける運命は !?

以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい

多少酒が入っていたからかもしれませんが(時間が合わなくて飲んでから最終回で見たのです)、エンディングを迎える頃には目に光る物が…。僕は見て良かったと思っています。

今回の劇場版の改変(新訳)の肝は、人物の行動が時間的な問題で省略された事。そして富野監督の意思で変更されたエンディング。大きくはこの2つでしょう。悪影響としては有名なシーン、例えば[シャアのダカールでの演説]が丸ごと省略されたり、人物描写が削られたため本編でライバル格だったジェリド中尉が[かなりあっけなく死んでしまったり]と、TV版でその描写が好きだったり欠かせないと思っていた人には不満の残る仕上がりかもしれません。細かく指摘できないのはオタ度が足りないせいで申し訳ないです。一方、肝心のエンディングですが、過去のカミーユの不幸な結末とは180度違う、カミーユの個人的な旅の結末に報われるべきものがあったんだ、と解釈されたというふうに僕はとらえています。前向きにとらえ直されたカミーユが、果てしない死闘の末に[精神崩壊しないカミーユとしてファと幸せな休息を](地球圏の抗争は終わっていないので、ほんのつかの間かもしれないが)得る事ができた。これだけで僕は充分満足でした。単なるダイジェストでない今の監督の作った物語を見たように思います。

まぁ細かい事をいうなら、相変わらず勢力図がわかりずらいのでZガンダムをはじめて見る人(いるのかな)には優しくないとか、できれば新作画のみでいければもっと良かったのに、とか突っ込めばいろいろ不満はあります。あと、エンドロールで流れたGacktの楽曲は、これで終わりという余韻にはどうもそぐわない気がしました。今までの曲がイイだけにちと残念です。あ、メカオタとしてはアムロにZ-plusに乗って戦っていただきたかったです(笑) 最後に1stキャラ集合としてちょっと出てきただけだしなぁ。

まぁそんな瑕疵は除いても、あなたがガンダムという物語に興味がある人なら、この映画見て損は無いと思います。新しい刻の涙が見られるかも知れませんよ?

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2006年03月06日

映画『着信アリ2』

着信アリ2 DTSスペシャル・エディション (初回限定生産) CSで『着信アリ2』を放送していたので見てみたんですが、評判を聞いていた通りのつまらなさだったなーと…。
見てて腹立ったのでネタバレ全開で話しますが、最初の着信アリの謎が解明されるのかと思ったら、そんなの全く放棄しているようで…。呪いのルーツを探る、しかも台湾が舞台だというのに、あの着信音が被害者の携帯から鳴り響くってなんかそれおかしくない? あの着メロだったらミミコが犯人じゃないのかよ、と普通思いませんかねぇ? 胃の中の石炭ってのも、ミミコの『口の中の飴玉』の引き写しなんだろうけど、その現象に何の怨念の執着も感じられないぞ! 石炭食わされて口縫われちゃったんだったら、なんとなくわかるけどなぁ。そもそも何で台湾が起源なのか結局納得いかなかったし…。ただただミムラのドングリマナコ(まぁ驚いてるのはわかりますが…(笑))と瀬戸朝香の良く聞き取れないセリフに正直うんざりでした。
そんな着信アリのなんと3作目が製作されるそうです…。
そっちのほうがよっぽどホラーじゃないか?


(2006/06/28少し改稿しました)

タグ:ホラー 邦画
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2006年03月01日

ブロークバックなふたり

よそさまのサイトの話で恐縮ですが、町山智浩アメリカ日記の2/26の記事が面白かったっす(直リンはしないので探してみて下さい)。映画秘宝は読んだ事が無いんですが、町山氏の著作、『ブレードランナーの未来世紀 』は僕の好きな80年代SF映画(ターミネーター、ブレラン、未来世紀ブラジルetc...)が時代背景と合わせて詳細に分析されていて、とても面白かったです。

で、記事の話ですが、今年のアカデミー賞にもノミネートされてるゲイのカウボーイを扱った映画、『ブロークバックマウンテン』のパロディビデオが密かに人気を呼んでいるようで。中身はというと…そうです(笑)映画を見ていて仲の良さにどうもあの二人はアヤシイと思っていたラブラブな男達(?)の、いわくありげなシーンを上手く繋いで映画のトレイラー風にまとめてあるんです。どれもけっこう良く出来ていて、笑わせていただきました。例えばスターウォーズ。アナキンはあんなにパルパティーン議長を信じるなんて、二人は何かアヤシイと密かに思ってましたが(思いませんか?そうですか…)、そんな僕もさすがにC3POとR2D2の事までは疑ってませんでした。ていうかお前らロボットだろっ(笑)
でもこれって、オタク用語で言う所のいわゆる『やおい』ですよね。さすが日本は進んでるよなぁ。記事で挙ってたビデオも充分面白かったんですが、他にもありますんで各自探してみてください。僕はこれがツボでした。生死を越えた愛…あぁバブたん…♡ こういうのはきっと腐女子が見たら喜ぶのかなぁ?僕には良くわかりませんが(笑)

さて、せっかくだから映画本編も観たいとは思うんですが、こればっかりは誤解されないように一人で行くしかないかな…(汗) あと僕はこれらのビデオを観た後に、映画のテーマソングがかかると条件反射的に笑っちゃうようになって困ったんで、映画で感動したい人は公開までにキレイサッパリ忘れた方がいいかも、と老婆心ながらご忠告しておきます(笑)

タグ:洋画
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2006年02月26日

見たい映画メモ 3月分

2月は他に『ミュンヘン』も観たんで、そのうち感想書くかもしれません。

3/4
ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
3/11
イーオン・フラックス "Aeon Flux"
ヒストリー・オブ・バイオレンス
3/18
変態村 "Calvaire"

ハリソン・フォードの久々の新作『ファイアーウォール』は3月公開になってるみたいだけど、未だに公式サイトも無いみたいだしどうなんだろうか。あとはタイ産のホラー『トカゲ女』なんて気になるんですが、この手の動物人間モノ(?)って、

えびボクサー→いかレスラー→コアラ課長→トカゲ女

と、どんどんキワモノっぽくなっていってるのがなんか情けないっつーかキッチュなのにも程があるって(笑)。「10分前は人間だった!」って言われてもねぇ(笑)そのうち『ネコミミ女』とかオタクに目配りした映画とか出てきたりして。俺ですか?『ネコミミ女』なら当然観に行きますよ?(笑)

ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)
ナルニア国ものがたり(1)ライオンと魔女
子供の頃大好きでした。

えびボクサー いかレスラー
動物決戦のはじまりだ!

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2006年02月24日

黒沢清の新作『LOFT』

えーっと、こないだ観に行った『悪魔の棲む家』がちっとも怖くなかった
のでガックリです。ちょっと感想書く気にならないですね…。
最近見た洋画のリメイクもののホラーで怖いと思った物が無いんですよ。
今、アメリカ映画はホラー不作の時期なのかなと個人的には思ってるのですが。何か戦争と相関関係でもあるんですかねぇ?
それに引きかえ日本が誇る邦画ホラーはハリウッドに逆上陸したりしててパワーがあるので、これからが楽しみです。

ところで私が好きな映画監督の一人に、CURE』『回路』『降霊』などの傑作ホラーで有名な黒沢清という方がいます。その黒沢清監督の新作『LOFT』が、3/24から開催される第20回高崎映画祭で公開されるようです。黒沢監督の作品では、光るクラゲの群れが印象的だった『アカルイミライ』(2003)なんて私は結構好きなんです(これはホラー映画じゃありませんけど…『時効警察』のオダギリジョーが出演)。最近劇場で黒沢監督の新作にお目にかかってないんで、ぜひ正式な公開が待たれるところです。
今秋に国内での正式な公開予定が決まったようです。早く観たいですね!

公式サイト
Trailerはこちら
本編の一部が見られます 怖い…。

アカルイミライ 通常版
オダギリジョー、浅野忠信、藤達也、イイ男がそろい踏みです。
CURE キュア 未見です〜残念
回路 デラックス版 あの世とこの世がつながる恐怖
降霊 〜KOUREI〜 幽霊は、そこにいる…

タグ:ホラー 邦画
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2006年02月19日

兵隊役者(兵隊やくざじゃありません)

『ジャーヘッド』関連のBlogを眺めていたら、IMDBのトリビアに主役の候補にクリスチャン・ベール(バットマンビギンズ)とジョシュア・ジャクソン(ドーソンズ・クリーク)も上がっていたとあったそうで。実際にはレオナルド・ディカプリオ(タイタニック)とトビー・マグワイア(スパイダーマン)が争っていて、決まったのはジェイク・ギレンホールなのは映画を見た人はご存知でしょう。
私は映画俳優には兵隊役が似合ってる、いわゆる兵隊役者ってのに当てはまる人がいるんじゃないかと思っています。例えばサンダース軍曹役でおなじみののビック・モローなんてそうですよね。最近で言えば『ターミネーター』シリーズでカイル役をやってたマイケル・ビーンなんてそうなんじゃないかと。「ネイビー・シールズ」なんて微妙な軍隊映画にも出てたし、『アビス』でもちょっとイカレた兵隊役だったですよね(笑)。『エイリアン2』の宇宙海兵隊役はかっこ良かったですが。あとはトム・ベレンジャーなんかも『山猫』シリーズでくたびれた狙撃手役が似合っていると思います。日本人だと白い海軍服が似合う感じでちとイメージが違うんですが…(永島敏之なんてそうですかね?ピエール瀧は兵隊役者っぽいですね)。

私が思う兵隊役者の特徴としては(勝手に決めてますが…)、
1、不死身マッチョじゃダメ(シュワちゃんとかスタローンは撃たれても死にそうにないでしょ?(笑))
2、とにかく地味(迷彩服を来たらもう誰だか分からないくらいの個性が埋没した感じだとグッド)
3、くたびれた感じがする(あーもー兵隊なんてやってらんねーぜ○ァック!という疲れた感)

『ジャーヘッド』で挙っていた俳優達もそういう目で見ると悪くはないんですが、もうひとつくたびれた感じが欲しいなぁと思ってしまうのです。そこで、最近AXNでやっている『LOST』に私もご多分に漏れずハマっているんですが、主役のマシュー・フォックスなんてよく見ると、結構米兵顔(どんな顔だ)してるんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。最初は裸になった時のイイ体といい、腕のタトゥーとかも凄みがあるピチピチのいい男だったんですが、最近は孤島の漂流生活が長くなってくたびれた感が漂ってきて、油が抜けたいい感じになってきたと思うんです…(笑)まぁLOSTが当たっているみたいなんで、当分映画に出るような仕事の余裕は無さそうですけどね。
ま、以上の話は私が勝手にそう思ってるだけなんで、異論反論オブジェクションありましたら申し訳ございません(笑)

タグ:戦争 洋画 LOST
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2006年02月18日

映画『ジャーヘッド』

ジャーヘッド 私が戦争映画と言うと一番に思い浮かぶのが『地獄の黙示録』です。○学生の頃親に見せてケロとせがんで連れてってもらった遠い記憶がよみがえりました。戦争といいながら敵はベトコンではなく人間性の深淵から浮かびあがるハゲ頭であるこの映画を戦意高揚映像としてフィーチャーした(所もある)のがこの映画、『ジャーヘッド』です。
 

・あらすじ
何かを成したくとも、現実には家にもどこにもいる場所の無いスウォフォード(ジェイク・ギレンホール)がしがらみから逃れようと志願したアメリカ海兵隊。そこで彼は人間から一個の海兵隊員になるべく激しい訓練を受ける。そして狙撃の才能を見いだされSTA(Surveillance, Target and Acquisition)、大隊の耳と目となる偵察狙撃隊員として湾岸戦争に参加する事になった。しかし送り込まれた戦地イラクで、兵士としての能力を発揮できると思っていた彼は現代の戦争の現実に直面するのだった。

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい
この映画は戦争アクションを期待している人には向きません。あと派手な盛り上がりも少ないかも…。スウォフォードは兵士として殺しを経験する事を望みながら、最後まで[敵を殺す事が出来ません]でした。610億ドルの戦費、60万人もの人員を動員し向かった戦場で、彼は敵に向かって一発の銃弾も撃ちません。描写される「殺し」は訓練での誤射、味方による同士討ち(Friendly Fire)と空軍が焼き尽くしたおびただしい死体の列(俗にいう"Highway of Death"の起こった、クウェートからイラクのバスラに抜ける高速道路でのイラク軍の撤退戦の場面だと思う。日本じゃあまり触れられませんが)に出会う所だけです。異常な状態を受け入れるためには自分も異常にならざるを得ず、その中で殺しの才能を見いだされ戦場に行ったが、それを全うし殺しの実感を得る事すらさせてもらえない。だが人が人を殺さずとも人の作った高性能の機械が効率的かつ大量に人を殺していく、そんな矛盾に満ちた現代の戦争を描いた作品です。またベトナム以降の戦争映画の例に漏れず全編性的な表現に満ちていますが、(マスタベマスタベ言ってます(笑)。やっぱり圧倒的に若い男だらけの組織ってのが異常なんでしょうかっ)敵と戦う事無く戦争が終わったと聞かされ、みんなで[空に向かって銃を撃ちまくる]シーンなんて、分かりやすいくらいに比喩的ですよね?(笑)私はこの映画、面白かったと思いました。

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2006年02月17日

映画『サイレン』

サイレン スペシャル・エディション 今回の鑑賞は映画『サイレン』です。監督はTVの『TRICK』シリーズでおなじみの堤幸彦。テレビでは多いに笑わせていただきましたが、劇場版TRICKは良くも悪くもTV風の小さい演出で小粒な映画だったなぁという印象が残っていました。なので出来上がりにかなり不安を抱きつつの鑑賞でした。その不安は微妙に的中…したかも?

・あらすじ
昔から世界中で起きている集団失踪事件。生活していた痕跡を残したまま、まるで神隠しにでもあったように彼らは二度と帰っては来ない。1976年の日本、夜美島(やみじま)でもそれは起こった。たった一人の住民を残したまま全島民がこつ然と消えてしまったのだ。残された男(阿部寛)は救助隊に向かって取り憑かれたかのように謎の言葉を繰り返す。「サイレンが鳴ったら外に出てはならない!」そして30年後、夜美島に転地療養に訪れた家族(市川由衣、森本レオ、西山潤)が再びサイレンにまつわる惨劇に巻き込まれるのだった…。

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい
うーん、どうなんでしょうこの映画。期待していたものと違う物が出されて、ちと肩すかしを食った感じです。ステーキを食べにいった客に、見かけがステーキのハンバーグを出された感じ? けどそこそこおいしかったからまぁいいか、というオチがつく…そんな例え話でいいのかな(笑)つまらないわけじゃないんだけど、見たかったものとは違うんですよね…。
私はゲーム版サイレンの1作目をプレイして、ある程度先入観を持ってから映画を鑑賞しています。しかし一般的には、このゲームはやらずに映画を見に来てるお客の方が恐らく多いと予想するんですが、そういう先入観のない人はきっと面白く見れたんじゃないかなと。ただ、原作を知っている客が怖い映画だと期待していくと、一番ビビるのが[森本レオゾンビの顔のドアップ]なんで、驚いた後に苦笑すること請け合いです(笑)。ホラー映画なら少しくらいネタばれしても、そこが本筋ではないのでまぁ許せるかなと思いますが(そうでもない?)、この映画はサイコサスペンスなのでネタを話す訳にはいきません。最近見た『輪廻』もそんな感じだったのでちょっと感想が書きづらいですね。役者の演技は、森本レオの怪演を除いてはそれなりかな?って感じました。ああ、ココリコ田中だけは(好みもあるだろうけど)どうにもいただけなかったかな…。お笑いの人で、ドラマでも演技が上手いなと思うのは雨上がり決死隊の宮迫くらいだと思うんです(あくまで個人的に、ですけど…)。アニメ映画でもたまにありますが、話題性だけでお笑いをキャストするのは勘弁していただきたいなぁ。
堤監督の得意分野は、今までの作品(『トリック』、『ケイゾク』etc...)を見る限り多分ミステリー寄りじゃないかと思います。だから、そのまま作ったらお金のかかりそうな原作の映画化より、得意分野に内容を引っ張ってきて勝負するのが得策と踏んだんでしょうし70%くらいは悪くないんだけど…。それでも、やはりここはホラーの撮れる監督さんにメガホンを取ってもらって、あのゲームの恐怖を正面から表現してもらいたかったなぁというのが正直な感想でした。 (2006/6/12 若干改稿しました)

SIREN PlayStation 2 the Best SIREN2
原作ゲーム。かなり難しいけど、やりごたえあります !

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2006年01月30日

観たい映画メモ

1/28より
ブラックキス/手塚眞監督 猟奇殺人を扱ったサイコスリラー
エリ・エリ・レマ・サバクタニ/青山真治監督 奇病に冒された世界を描くSF
悪魔の棲む家/傑作ホラーが27年ぶりにリメイク

2/4より
ミュンヘン/スピルバーグ監督のポリティカルアクション
2/11より
ジャーヘッド/91年の湾岸戦争が舞台の戦争映画
サイレン/堤幸彦監督 ゲーム原作のホラー
2/18より
ナイト・オブ・ザ・スカイ/フランスが作ったトップガン(※初出での情報が
アサルト13〜要塞警察〜/ジョン・カーペンター原作のリメイク
2/25より
県庁の星/織田裕二主演のコメディ

近日公開
変態村/変態村はそこにある

私の映画の趣味が良くわかってしまいますね(笑)。個人的には『ミュンヘン』はどうしても観たいところです。『サイレン』はゲームの出来が良かったんで期待してるんですが、堤監督だから『トリック』みたいになってないか不安でいっぱいです。そして、とうとう『変態村』公開だそうです。東京ファンタで観られなかった雪辱を晴らしにいこうかと思っています(笑)

<訂正>
映画『ナイト・オブ・ザ・スカイ』の公開日ですが、初出での情報が
2/11よりとなっておりましたが、正しくは2/18よりの間違いでした。謹んで訂正させていただきます。ご迷惑をおかけしまして、どうも済みませんでした。

posted by Bomber at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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