2008年03月19日

結局見てしまったデビルマン

酷かった…いや、酷かったには違いないんですが。
前知識で仕入れて期待していたダメなシーンがいい感じにカットされて見やすくなってて
『マシに見える部分もあるが、結局全然シーンが繋がらない理解不能な映画』
に成り下がっていたので、アゴが外れるくらいのダメさ加減は味わえなかったような気がしました。小林幸子も消えてたし、シレーヌとの戦いの決着も分からず、なんかもうあれこれカットされてたようで、無料で見られたのに大損したような…。あ、そうそう、教会の虐殺シーンでGUN=KATAのダサイ真似事をさせた奴、お前は万死に値するとリベリオン好きの一人としてここは釘を刺しておきたい(笑)
それにしても美樹ちゃんの生首シーンまでカットするなんて、ここにハサミを入れた奴!お前は万死に値する(しつこいですか?)…と言うか
そこ切ったら美樹ちゃんが死んだかどうだかもよくわからないやんけ!
これじゃ何のために深夜に放送したんだかちっとも分かりません。
やっぱりヒドい、ヒドすぎる…。

この映画、上でも言いましたが結局話のスケールが小さいんですよね。
原作ではサタン(=デーモン)とデビルマン(=人間)の互いを賭けた壮大な戦いになるものを、結局ご近所でロケした程度の世界観で、やってる事はいじめ問題かアカ狩りの真似事みたいな感じだし。また、日本のデーモン狩りの間、世界ではいったい何が起こっているかの背景説明が、カットのせいなのか何なのか全然分からないんですよね。だからいきなりご近所が廃墟だらけ死体だらけになったと思いきや、突然世界が核?で崩壊(だかよく分かりませんが)するという唐突さに見てて唖然とするわけです。
その手前で起こっている事といえば、ちっとも能動的に動かない、何を考えてるのかすら不明な双子の大根役者(お話内でも双子なのかと思ったらただ似ているだけだという無意味さ)がああだこうだウジウジしてる間にみんな死んじまって、小さな幸せのために神と悪魔が戦って共倒れ。デーモン娘と子供がどうやってかよく分からないながらも生き延びて、ラストおいしいとこさらってジ・エンドって、何ですかそれ!『デーモンと人間の融和』とかそんなこと言いたげですが、こいつらたまたま今生きてるだけで別にデーモン問題も世界の崩壊も何一つ解決してねえじゃんか!と泣けてくる話の小ささです。だって、少しだけ生き延びた飛鳥了にこの後人類皆殺しにされちゃうんじゃないの?という疑問にすらこの映画は答えてくれません。ああヒドい(追記:なんとラストシーンが途中でカットされてたらしく、あのまま二人のロングショットになるとまだ周りには人間竜巻がいくつも巻いてるショットになるそうで…おい!それじゃエンディングの意味が変わってくるじゃないの!シドイ)。

恐らく那須監督はアクションといえばビーバップハイスクールとかの『ヤンキーの殴り合い』か『チンピラの切ったはった』的なスケールでしか演出出来ないんでしょうね。
デーモンなりかけ娘が完全に目覚めて特別な力を使うと思いきや、何故か唐突に日本刀アクションを見せる辺りで完全に得心しました。
まぁそれはそれでいいんだけど、そういう人に原作の『世界の破壊と再生』という壮大さが描けるのかどうか。またそういう人に監督を任せた映画業界のシステム的不毛さみたいな…なんでそんな事観客が考えなけりゃならんのか!
映画なんて見なくても死にゃしないのに、だからこそしがらみから自由な娯楽であるべきなのに、金かけてつまらないモノ作っちまうそのダメさ加減に全く腹が立ちます。
愛すべきダメ映画ならばまだ笑って許せるのにねぇ…。

posted by Bomber at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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