2008年03月12日

映画『サマータイムマシン・ブルース』

サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格) 先日フジで深夜に放送していたのを視聴。
なかなか面白かったです。
もともと劇団ヨーロッパ企画で上演されていた戯曲を映画化したとのことですが、そっちも見てみたいかなと思いました。

時間旅行ネタといっても、名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ほどの風呂敷は広げずに、地方大学のSF研を舞台に『たった一日だけ昔に戻って、エアコンの壊れてしまったリモコンを取ってくる』という、ホントに映画としては小さい枠で収めてるんですけど、でも小さくてもお話が作り込まれてる感じが良かったですね。
金もなく野球ばかりしてるSF研のダメ大学生たちの愛すべき日常描写は、大学サークルで似たような部室生活を体験した自分には「あー、なつかしーなぁ」的に非常に共感できました(笑) そして、タイムパラドックスに繋がるような、余計な事ばかりして主人公に迷惑ばかりかけるSF研3バカがいい味出してました。あと、25年後(映画内では2030年)の未来のSF研が重要なポイントとして映画に関わってくるんですが、未来になってもダメっぽーいSF研部員のムサい男たちが部室でクリスマスパーティをやってて、そのダメな人たち勢揃いのカットが個人的にとってもツボでした。『未来になってもやっぱり今と同じでダメっぽい』というのが安心するというか、親近感わきますね(笑)
役者的には上野樹里が魅力的に撮られてて、『のだめ』じゃない彼女も可愛いなぁと認識を新たにしました(のだめももちろん良いのですが、ちょっと濃すぎてイメージ固定しすぎるという気が)。あとは前期のフジ深夜ドラマ『SP』で男勝りの警護官を演じていた真木よう子がエロっぽくて良かったですね。エロすぎてあまり大学生には見えませんでしたが(笑)。
しかし、この映画で一番良く出来ていたのはやっぱりシナリオでしょう。
きっちりバラまかれたタイムパラドックスにまつわる伏線をラストに向かって丁寧に回収しているあたり、『時をかけるリモコン』のつじつま合わせとか、人物の出し入れのアイデアが良く練られてて感心しました。話のスケールが小さいからこそ成立してる部分もあったりして、予算がかけられなくてもシナリオが良ければ映画が面白くなる、見本のような作品だと思いましたね。

少し難を言えば、物語が始まってからいざタイムマシンが出てくるまでの時間が結構あるのでいささかダルく感じてしまう所、これから面白い事が起こるぞ!という感じがもうちょっと出せてればなぁと思ったんですよね。その時間で初見では見分けがつきにくいSF研の部員たちを印象づけるのに失敗してる感があるのも、もったいないかなぁと。ラストの『神様が…』の下りとかあんまり必要ないんじゃない?と思いましたし、つじつま合わせが大変なのも分かりますが、もっともっと面白くなったんじゃないかなぁという部分があった気がしてちと勿体ないです。
それでも映画自体はかなり楽しめたんで、まだ見てない方にはお勧めですよー!

追記:見終わってからいくつか疑問(というか確認したい事)が。

1. 結局、未来から田村君が持ってきたリモコンがコーラをかけられて壊れたリモコンで、ケチャが掘り出してきた99年前のリモコンが本物の(いや、全部本物なのですが(汗))元からあったはずのリモコン?ということでいいんですよね? でも、この2005年8月20日にはホセが壊した未来のリモコンと、掘り出した過去のリモコンの2つがある事になるのは、過去でなく未来を変える事になるだけなので矛盾しないってことでいいんですよね?
どうなのSFのエラい人!?

2. 3バカを探しに甲本と曽我が19日に戻った。そのときに甲本が銭湯前で《20日の曽我》へかけた電話は、〈19日の曽我〉の携帯の留守録に繋がってしまう。そのために甲本には女がいると誤解される羽目になる。しかし、そのとき《20日の曽我》も19日にいたわけで、本当ならかけた電話は《20日の曽我》と〈19日の曽我〉どちらに繋がるか分からないはず(同じ番号の携帯が2個ある)だが、《20日の曽我》が電話される直前に99年前に飛ばされたせいで、〈19日の曽我〉にかかってしまったということですよね? それはそうと甲本の電話も19日に2個あったわけだから、クローン携帯が無いという前提ならば甲本はそもそも電話をかける事が出来るのか?
どうなの携帯電話のエラい人!?

3.甲本が《リアルタイムトラベル》で20日に戻ってくるためには、24時間近くロッカーに隠れていなければならない計算になりますよね? これがどうしても『昨日に戻る』という話でないとネタ的に成立しないポイントなんでしょうけど、24時間トイレも行かずにえらいぞ甲本!(笑)
まぁ誰にも見られさえしなければ他の場所に隠れてれば良いだけの話なので、それほどたいした問題ではないですが(笑)
タグ:邦画
posted by Bomber at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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