2008年03月01日

ロス:タイム:ライフ

4話目のオチを見ておいおい(笑)とツッコミたくなったんでちょっと感想をー。

このドラマは、<確実に死ぬ状況に陥った人が、死ぬまでに人生で無駄遣いした時間=ロスタイムをもらって奮闘する様を描く>って感じの、人生をサッカーになぞらえたSF…というより同じフジ的には『世にも奇妙な物語』を明るくしたような不思議テイストのお話です。個人的に『世にも奇妙』とかTBSの『怪談新耳袋』のような、ホラー入った不思議系の話が大好きなものでして…。

4話目は上野樹里扮する看護婦が恋人にフラれた腹いせに、病院の屋上から飛び降りてしまうと着地前にロスタイムに突入、同じ屋上で出会ったこれまた自殺志願者の温水洋一と珍道中を繰り広げるうちに、『こんなつまらない事で死にたくない』と願う。すると今までのプレイヤーとは違う[ 人生の延長戦 ]に突入することに…。

で、ツッコミですが、ビルの屋上から飛び降りて地面に激突したはずなのに[ かすり傷で済みました ]はないだろと思いませんでした? まぁ一歩譲って結果は同じだとしても、もうちょっと何とかできんかったもんかなぁと。序盤で飛び降りても大ケガで助かった男は明らかに伏線なんだから、つじつま合わせるだけならそういう事でええやんけと。死ななかったならば、そもそもロスタイムをもらえないんじゃないの?という根本的なツッコミはまぁ横に置いといて(笑)

何でかって言うと、このドラマのキモは、最後は必ずプレイヤーが死ぬ定めであるというルールがガッチリと決められていることだと思うのです。だからこそ不意に与えられた猶予時間=ロスタイムが盛り上がるわけです。ですから、あんまり安易にルールを破ってほしくないなと思うんですよ。
まぁ、こういうフォーマットが定められたドラマは、それ故にマンネリに感じるきらいがあるのもまた事実です。1、2、3話ではフォーマットをきっちりこなしてきたので、4話目のオチはあえてそこから外したかったのもまぁ分かります。まだ若い看護婦がはずみで飛び降りた、というネタでは、結局自分で選んで死んだから仕方ないだろ、と突き放すのではドラマ的にあまりに救いがないのも確かだとは思うので、オチにひっかかりつつもまぁ納得、くらいではあるんですけどね…>じゃあそんなにツッコむなと

それにしても、かなり高く見える病院の屋上から落ちてあの程度のケガはあり得ないだろと(まだツッコミます)。最近話題のハンドボールじゃないんだから、『中東の笛』的審判の手心が加わったように見えるのはちょっとマズい気もします(笑) 好意的に考えれば、1、2、3話の設定からすると、『意図しない死』の時はその結末を変えられないとも取れます。そうだとすると、この話の看護婦は『自分で飛び降りさえしなければ、死ぬことも無かった』とも解釈できるわけですけどね。それならばつじつまは合っているとも言えますが…サッカーに例えるならば、要するに上野樹里はオウンゴールしてしまったようなもんか?(例え合ってます?)

ツッコミついでに、このドラマを見てだれでも考えるパラドックスとして
『死ぬ時間とロスタイムが終わった時間(=本当に死んだ時間)が違う』というのがあると思うんです。
よく考えると、直前まで会話してた人が数刻後には死んでしまう(というか既に死んでいる)わけですが、死亡推定時間とかその辺マジメに考えると当然つじつま合わない所が出てきますよね。例えばSF的に話をふるならば、

・ロスタイムが終わるまでは現実に影響を与えられるが、そのかわりプレイヤーが誰からも不可視な状態になる
・もしくはパラドックスを解消するため、プレイヤーが誰かと会話したらそこでロスタイム強制終了(死の事を話したらイエローカードという形にはなってる)

という枷が入る気がするんですが、まぁSFとは違うのでその辺曖昧でもドラマが面白ければOKですけどね。

俺自身はそれほどサッカーには詳しくないのですが、ルールに曖昧な所があるのはサッカー自体も同様のようで。
そもそも、ほかの競技にはほとんど存在しない『ロスタイム』というルールがどうしてサッカーにあるのかの合理的な説明は特に無いみたいなんですよね。ロスタイムで与えられる時間も時計で測ってはいるらしいですが、浪費した時間自体をどうとるかは結果的に審判の判断で決まってしまうという、かなり曖昧なルールな訳です。でもその曖昧さが、合理的なアメリカのスポーツと違ってヨーロッパのスポーツの奥深さであり考え方の違うところでもあるようです。つまり、そんな曖昧スポーツをネタにしたドラマだから結局オチが曖昧でも許そうかな!(笑)というのが今回の結論です>オチてますか?(汗
しかし、そんなルールの中で試合をまとめる審判団は大変そうです。ドラマの中でも、あれこれワガママなプレイヤーに付き合わされて審判団は辛そうですし(笑)

アイデアはいいし1話目の出来が秀逸だっただけに、この先もスタッフの方は頑張って面白いお話を見せてほしいものであります。

タグ:ドラマ
posted by Bomber at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | その他感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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