2006年06月28日

映画『DEATH NOTE』

映画「デスノート」オリジナル・サウンドトラック SOUND of DEATH NOTE

今回は大人気コミックからの映画化作品『DEATH NOTE 前編』です。某映画評論サイトで25点と聞いて覚悟して観ましたが、いや、そんなに悪い出来だとは思わなかったですよ?
ちなみに私は漫画は最初の1冊くらいしか読んでいませんので、漫画と比較してどうこうとは言えないのはご勘弁を。

・あらすじ
退屈な死神リュークが落とした一冊のノート。それは名前を書かれた人の生死を操る恐ろしい『デスノート』だった。デスノートを拾った主人公『夜神 月(やがみ ライト)』(藤原竜也)はその力を利用し、恐ろしいまでの正義感と高い知能からくる実行力で、正体を知られる事無く世界中の犯罪者達を次々に抹殺していく。一方それが周到な計画犯罪だと見抜いた天才探偵『L』(松山ケンイチ)は、推理でライトを一歩一歩追いつめていく。ライトとLとの壮絶な知能戦はいかなる決着を迎えるのだろうか

 
 

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい
まず冒頭の、日テレちゃん全面提供丸出しのニセテレビ演出&素人エキストラ演技が激しくダサい感じで、映画の第一印象はかなり悪かったんです。しかしライトがデスノートを拾い映画が動き始めてからは、なんだ普通に見られるじゃないかと評価もあがっていきました。お話自体は漫画の映画化であり、多少の荒唐無稽さは許容範囲内だろうと思うので、ノートに名前を書いただけで人が死んだり、いきなり天才探偵が出てきたりしても、そういう映画を見慣れない方は引かないで見て欲しいですね。とはいっても、観客は原作を読んで”分かってる”人がほとんどだろうからその辺は大丈夫でしょうか。

<ライト( = キラ)
ライトの突き抜けた常識人からの逸脱ぶり、容赦ないまでの正義の追求がたまりませんね(笑)。[彼女を犠牲にしてまで]犯罪者を殺し続ける、正義のダークヒーローって役柄で倫理的には賛否両論も多いでしょう。パソコンで警察の捜査情報を簡単に手に入れているあたりちと都合良過ぎかなと思いましたが、普段から父親の持つアクセスパスワードをこっそりハッキングしているんでしょうから、基本的に倫理より(彼の思う)正義を優先する思想の持ち主なのでしょうね。
劇中で字を書くシーンが多いのに、彼は字がちょっと汚いのが見栄えが悪いというかアレですね(笑)。
L/竜崎>
ライトにタメ張るくらいの知能の持ち主であり、やっぱりどこか現実離れしているというキャラクターですが、やってる事が理性的に見えるような描写があまり無かったのが残念。甘い物ばかり食べているのは彼の幼児性の象徴であるとともに、ひっきりなしに頭を使ってるから脳がエネルギーとして多量の糖分を要求しているのかな?などと思ったりして。ちなみに漫画の彼にホントそっくりで笑っちゃいます。Lが仲間になった時に竜崎という名前を名乗りますが、あれもきっと本名じゃないんですよね? バーンバーン(笑)のセリフと繋がりませんし…。
<秋野詩織>
映画版のオリジナルキャラであり、ライトとは幼なじみだったらしいですが、それって劇中で説明あったかな?
ラストシーンで、まさか[恋人をライトに殺された]善意の復讐者(南空ナオミ:瀬戸朝香)に[人質にされて射殺]される、しかも[アリバイ作りのためそれもデスノートで計算済み]というのが割り切ってて、しかもライトのキャラクターを引き立てる使われ方でかなり良かったです。いや、彼女にしてみればあまりに可哀想過ぎなんですが…後編では香椎由宇が多分出ないのが悲しくて(泣
普通なら自分にとって命同様大事な恋人を、正義のためにとはいえ[生け贄にしてしまう異常者(超越者?)ライト萌え(笑)なエピソードです。
<死神リューク>
リュークはキラ寄りの側に立つ説明キャラなのでしょうか。CGリュークも慣れればそれほど違和感無く見られました。ただ、存在感を出すためにもっと多くの人の前に出現するカットが欲しかった気がします。
中村獅童の声は悪くなかったと思う。アニメ声優なら若本規夫で決まりでしょうか?(笑)
<夜神総一郎(ライトの父)>
一番観客に近いキャラ。一般人としてのツッコミの言動を要所で入れていたのが良いですね。やっぱりこういう映画では常識的なフォローを入れるキャラクタは欠かせないと思うので。
<疑問に思った所>
・FBI(=L)はなぜライトがキラだと見抜いたのかが、見落としか説明不足だったかアレですが僕には過程が良く分からなかったです。大学生くらいの息子がいる捜査関係者だってそれなりに多いだろうし…。やっぱり似た者同士の天才の嗅覚でお互いの存在を見つけ出したってヤツですかね?
・死神は他人に見えないらしいがデスノート自体はどうなのでしょう? ちぎったページは見えてたみたいだが、ライトは意外と人前でデスノート開いたりして、世間の人が話題にしてる最中なのに結構大胆だなと。まぁデスノートで殺してるとは誰も知らないはずだから見られても問題はないですかねぇ。
・部屋を監視する時に家捜しされたはずですが、その時デスノートはどこにあったんでしょうね?冒頭のシーンから考えると常に持ち歩いていた、が正しいのかな。呪いによる殺人と同じで、因果関係が科学的に立証されなければ罪にはならないわけだから、ノート自体の証拠性よりその所有者が変わってしまう事の方がライトにとって恐ろしいわけですからね。
・デスノートの能力についてですが、最終的に『名前を書かれた人間が死ぬ』という前提において、他人の自由意志ですら強制的に操る事が出来るのでしょうか? 南空ナオミが[秋野詩織を射殺]した時、そんな事するつもりじゃかったような唖然とした顔をしていたので、自分の意志とは関係なく銃の引き金を引いていたのかなと。でも、それだとデスノートのルールに反する…? やはり操られていたとは気付かずに書かれた通りの事をしてしまう、という改変方法なのでしょうか。そこら辺映画での描写も表現は難しいでしょうけどね…。
 
 
後編は[詩織の死]がじわじわライトの精神状態に影響を与えるような感じで追いつめられていったりって展開はあるのかな?(時間も空くし、そーでないなら詩織はいた事すら忘れられる気がしますが…まさか消しゴムで名前を消したりしないよね?!(笑))
リュークが言っていた死神の目がライトとLのバランスを崩すのにどう使われるのか。キラ様ラヴなミサミサの元にも落ちてきた第2のデスノートが、二人の戦いにどう関わってくるのか。総じて条件はライトにかなり有利に見えるけど、それをLがひっくり返す事が出来るのかどうか。
期待して後編を待ちたいと思います。
 
映画を見終わってすぐ書店にコミックスを買いに走ったんですが、頭の方の何巻かがちっとも売ってないんですよね。ホントに人気があるんだなと実感したですよ。というか集英社!早く増刷して!!

<追記>ようやくコミックス全巻買えましたです。良かった〜!

ーコミックスー
DEATH NOTE (1) DEATH NOTE (2) DEATH NOTE (3) DEATH NOTE (4) DEATH NOTE (5)    ジャンプ・コミックス DEATH NOTE (6)    ジャンプ・コミックス DEATH NOTE (7) DEATH NOTE (8) Death note (9) Death note (10) Death note (11) DEATH NOTE 12 (12)

 
ー関連出版物ー
DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE (1) ジャンプコミックス 完全解読“DEATH NOTE”NOTE 小畑健画集「blanc et noir」

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
DEATH NOTE HOW TO READ 13 初回限定特装版
 
 
ー音楽ー
DEATH NOTE TRIBUTE 真夏の夜のユメ「デスノート」スペシャル・エディション(初回生産限定盤)

posted by Bomber at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。