2006年05月03日

映画『Vフォー・ヴェンデッタ』

Vフォー・ヴェンデッタ いつもどおり大泉T・ジョイで見てまいりました。
GW中とはいえ過激なテーマの映画だからか、劇場は4分の入りといったところでした。

・あらすじ
独裁者が支配する未来のイギリス。イヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁止令を笠に着た自警団に乱暴されそうになる。それを救ったのが”V”と名乗る仮面の男(ヒューゴー・ウィービング)だった。彼は華麗なナイフさばきであっという間に自警団員を倒してしまう。それがきっかけで”V”とイヴィーは行動を共にする事になった。それがイギリスに混乱と破壊をもたらす壮絶な出来事の前触れだった…。

・以下多少ネタばれがあります。[ネタばれ]は反転させてご覧下さい

公開から多少時間が空いたので、ネットの前評判を入れつつ用心して見に行ったんですが、思ったよりは…面白かったですかねぇ。
映画が下敷きにしているイギリスの火薬陰謀事件のガイ・フォークスに関しては、鑑賞前に多少知識を入れておいた方がいいかもしれません。こちとらイギリス人じゃないんで、それを一般常識として求められてもちと辛いですし(笑)。

撮影一発勝負の丸坊主に挑戦したナタリー・ポートマンの、体当たりの演技は確かにすごいと思いました。ですが、彼女のストーリー中の存在意義がいまいち弱かったかも。革命を受け継いだ[イヴィーが仮面を被るカット]があるのかと思ったんですけどねぇ。
Vは革命を欲していたが、本心で望んでいたのは[個人的復讐]であり、それは肉体の無い革命の理念(=仮面)とは相容れない矛盾したものなのかもしれないな、と思いました。それは地下鉄でのイヴィーとのやり取りにも表れている気がします。その辺、Vという最後まで仮面を脱がないキャラクターを考えると彼らしくないのかな?と感じてしまいました。

Vとイヴィーが[親子]だと書いてある記事をいくつか見かけましたが、話が繋がらないしラストのセリフからも私はそうは取れませんでした(間違ってたらすいません)。繋がってないと言えば、Vの放送局占拠シーンで、イヴィーが当局に拘束されたような字幕になってましたが、その後のシーンと明らかに繋がってなかったような…? ドンデン返しの[イヴィーの監禁シーン]と関わってくるような気がしたので、そのへんは演出のトリックなのかもしれませんが、見てて良くわからなかった所です。本来あったシーンがカットされた可能性もありますが…。

アクションは全体的に少なめではありましたが、終盤での警官隊相手に見せた、Vの命を削るようなナイフ格闘シーンは正直シビレました。そしてラストの大爆破シーンは圧巻です。テロがらみで公開が延期されたというのも良くわかります(笑)。
V役のヒューゴー・ウィービングは一切表情を見せない難しい役を上手く演じていたと思います。仮面についてはあれこれ言われてますが、私は見慣れて来るとあれはあれで、結構かっこいいかもと思えてきました(笑)

えーと、何も考えず楽しめるような娯楽作品とは違うと思いますので、政治的な話題が好きな方、映画慣れした方にお勧めかも。

V フォー・ヴェンデッタ
小学館 原作コミック日本語版

V for Vendetta
ORIGINAL SOUNDTRACK

posted by Bomber at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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