2009年07月07日

【小説感想】黄昏の百合の骨(恩田陸著)

恩田陸のキャラクター小説の傾向が出ている一冊でしょうか?
いきなりこの本から読み始めたのですが、説明無く触れられている重要人物とおぼしき名前がチラチラと出てきたので

『あれ、これ連作じゃないか?』

と読んでる途中で気付きましたが、ネットで調べるにやっぱり前作があったようです。
作品時系列としては

『三月は深き紅の淵を』→『麦の海に沈む果実』→『黄昏の百合の骨』

のようなので、その順番で読んだ方がよりこの作品を楽しめたのかもしれません。

とはいえ、この本だけで連続殺人ミステリーとしてはキッチリ完結しているので、キャラは置いておいていきなり『百合の骨』から読んでも充分面白かったとは思います。

それほど恩田作品を数読んでいるわけではないのですが、

死の臭い漂う古い屋敷
女兄弟のドロドロした確執
ちょっと浮き加減の裏設定?

この辺がいかにも恩田陸のミステリーっぽいイメージを感じさせてくれました。

心に闇を抱える主人公の女子高生『理瀬』の放つ””の香りは、関連作も辿ってみようかな?と思わせるくらいには魅力的でした。

黄昏の百合の骨 (講談社文庫)
恩田 陸
講談社
売り上げランキング: 73387
おすすめ度の平均: 4.5
3 面白いだけにもったいない
2 続編なら続編と、分かるようにしてほしかったです
5 いつもながら素晴らしい
5 黒い理瀬がいい
5 これはヤバい

posted by Bomber at 03:11| Comment(0) | TrackBack(0) | その他感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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